(ボードゲームにおいて)協力型とは、プレイヤー全員の利益になるようにそれぞれのプレイヤーが行動しなければならないボードゲームが持つ、種類のこと。
対照的な言葉として非協力型がある。
ほとんどのゲームは非協力型であるため、協力型のボードゲームに対して明示的に協力型とつけて呼ぶことが多い。
協力型と言いつつも、最終的にそれぞれのプレイヤーへ順位が付く場合もある。
お互いの行動がお互いの利益にはなるが、それぞれのプレイヤーが利益を受けるためには、何らかの条件が必要なゲームがこれに当てはまる。
例えばPICTURESというボードゲームがそうだ。これはお題に沿って積木や紐などを使用し、アートを創るゲームである。それぞれのプレイヤーはお互いが作ったアートを見て、お題を当てる。
このとき、お題を当てたプレイヤーも当てられたプレイヤーもポイント(利益)を受け取る。したがって、アートを創るプレイヤーは他のプレイヤーが当てやすいようにアートを創るという行動をしなければならない。また、お題を当てるプレイヤーも、ポイントを得るためにはそのお題を当てるという行動をしなければならない。
お題に沿ったアートを創るにはそれなりの感性や技術が必要で、これはお題を当てる側にも言える。これが上で述べた条件だ。
理想はお互いがお互いの作った作品が持つお題を当てられることである。もちろん、感性や技術がずれていたり、足りなければ当てることが出来ない。
ほかには、もっとホイップを!なども当てはまる。
協力型であり、プレイヤー全員で1つの結果を受け取る。
お互いの行動がお互いの利益になるが、プレイヤーそれぞれに順位が付くわけではないゲームがこれに当てはまる。
例としてはジャストワンがそうだろう。これは回答者と出題者に分かれて行う協力型ゲームだ。出題者はお題に関するヒントを単語で書いて回答者へ見せる。回答者はそのヒントを見てお題を当てる。出題者は回答者が分かるようなヒントを出すという行動をしなければならない。また、回答者は出題者のヒントが悪くてもお題を当てるという行動をしなければならない。
最終的に得られる結果はプレイヤー全体でいくつお題を当てることが出来たのか、というものだ。プレイヤーそれぞれに順位が付くわけではない。