13階サークルの中では、ボードゲームをとにかく楽しく遊ぶことが大切です。
ここでは楽しく遊ぶために避けるべき、楽しくないボードゲームをする方法を列挙します。
つまりはアンチパターンです。
ルールに従っており、そのプレイヤー自身が考えて出した戦略に対しては、他のプレイヤーが口出しするべきではありません。
ボードゲームに慣れ親しんだ人やそのボードゲームが好きで熱心に研究している人ほど、他プレイヤーの戦略に対して口を出してしまいます。
好意で行っている助言も、助言された側から見れば余計なお世話です。
ルール上、明らかに間違っている行動へ助言することは大切です。 ルールを守れなければゲームになりません。
助言されることを余計なお世話だと感じる理由は、他プレイヤーに自分の戦略を管理されていると感じるからです。
人は主体性を持って行動するときに楽しさを感じます。
他人に管理されて遊ぶボードゲームに、楽しさを感じられるはずがありません。
ボードゲームで勝てばうれしいですし、負ければつまらないです。 当然です。
ただ、負けたときに自分が感じるつまらなさを表出させるのはよくないです。
第一に、つまらなさを出し続ければ、どんなに面白いボードゲームでもつまらなくなります。
第二に、そんな人とは遊ばなくなります。
もし、自分が気持ちよくプレイして楽しく勝つためだけに、他のプレイヤーを利用しているのだとしたら最悪です。
今すぐにでも止めましょう。
楽しくボートゲームを続けたいのであれば。
誰だって、自分が不利になるようなプレイを他プレイヤーにされるのは嫌でしょう。
例えば、宝石の煌きで苦労して集めたチップで取れる発展カードを、ただ取らせないという目的のために予約されたときなど。
ただし、他プレイヤーの行動に対して、真面目な文句を言うことは恥ずかしく愚かな行為です。 そのプレイヤーが一度真面目な文句を言えば、他のプレイヤーは委縮します。 端的に言って、ものすごくやりにくいです。 意図した邪魔が出来なくなるのは当然のことですが、そのプレイヤーと競合することもできず、うっかり目標が被っていたらこちらが変えなくてはなりません。
ボードゲームにおいて、他人と自分の目標が被らないゲームはほとんどありません。
相手に邪魔されないゲームもなければ、相手を邪魔しないゲームも少ないです。
どういうわけか、障害を楽しむことがボードゲームをする目的の一つであるということを、そのプレイヤーは忘却しているらしいのです。
ここであえて真面目な文句と言っているのは、冗談で言う文句もあるからです。それは大歓迎!
ボードゲームをプレイしながら他のことをしているのだとしたら、それは他のプレイヤーに対して大変失礼です。
自分の手番以外はスマートフォンを操作したり本を読んだりする行為は、筆者の主観ですが不愉快です。
ボードゲームをやるために集まり、ボードゲームをする時間なのですから、ちょっとくらいボードゲームへ集中力を向けても損はないと思います。
仮に、あなたがボードゲームの途中で他のプレイヤーに対して完全に敗北したことを悟ったとしましょう。
そのとき、プレイイングをおざなりにし、「俺(私、僕)やーめた」とか「なんか白けたな」などと言っている場合は、今すぐやめましょう。
やる気のない相手と行うボードゲームよりも楽しくないものは、それほどありません。
ボードゲームとはそういうものです。 いつ、どこで、誰とでも出来るということは事実です。 ですが、それはいつ、どこで、誰とでも遊んで楽しいということではありません。
自分が勝つときもあれば負けるときもあります。 接戦になる時もあれば、大差がつきゲームの途中で勝敗が浮き彫りになることもあります。
それがなんだっていうのでしょうか。
「もう1回やろう」や「次のボドゲでリベンジだ」と、そういう思いでプレイしませんか。
ボードゲームにはルールがあります。 プレイヤーはルールに従ってプレイします。
ルールはゲーム中において変化しません。 自分の戦況が不利になったからと言って、独自の解釈をしてはいけません。
ルールを守らなければゲームになりません。
もしルールさえ守っていれば何をしても良いと思っているのであれば、それは甚だしい勘違いです。 ルールを守るという事はゲームをする上での大前提。 一緒に遊んでくれる他のプレイヤーを大切に出来れなければ、楽しい時間を過ごせるはずもありません。
他のプレイヤーが少しくらい間違えても許容する、自分を不利にする状況を作り出したプレイヤーに対して感情的にならない、など基本的な心構えが必要です。
いつ、自分がそうなるか分からないのですから。
まあ、ボードゲームに限った話ではないのですが
人には合う合わないがそれぞれあります。 食事も服装もボードゲームにだってあります。
自分が苦手なボードゲームや嫌いなボードゲームに、無理して参加し遊んだらどうなるでしょうか。 初めのうちは何とかやり過ごせても、だんだんと辛くなってきます。 プレイ中に何かと不機嫌になったり、気分が落ち込んだりしてしまうかもしれません。
なぜならば、無理をして遊んでいるからです。
5分10分で終わる軽いゲームだったら大丈夫だと油断していませんか?
あなたが無理をして付き合えば、他の人達は「このボードゲームはみんな楽しめるんだ」と悪気のない勘違いをします。
次に遊ぶときも、その次も、あなたが苦手で嫌いなボードゲームを持ってくるのです。
あなたが我慢すればよいという話ではありません。 ボードゲームを遊ぶ目的は、遊んでいる全員が楽しい時間を共有するためです。 苦手で嫌だなと思うのがあなた一人であっても、目的は達せられません。
どうか、無理はしないで。
正直に素直に伝えれば、相手も納得してくれます。
もし、無理やり遊ぼうとする相手なら、それまでの関係だったということです。
人それぞれプレイイングスタイルがあることは重々承知しています。
ですが、手を抜くことはどのような遊び方でも良くない気がします。
もし相手がテレビを見たり電話をかけたりする片手間でボードゲームをしていたらどうでしょうか。 あなたは本気でボードゲームを楽しもうと思っているのにも関わらず、相手は片手が空いているから付き合っているだけなのです。
とことん勝利を追求することが本気で遊ぶことではないです。
本気で楽しもうとすることが大切です。楽しむことに対して手を抜くべきではないでしょう。
ボードゲームは楽しむものです。
つまらなく遊ぶものではありません。 政治的な道具でもなければ、教育効果を過度に期待して行う知育玩具とも異なります。 人と人との仲を良くするために使われるわけでもないでしょう。
ボードゲームで遊ぶときに、そのボードゲームを楽しむこと以外に注意を払ってしまうと、途端に退屈でつまらない体験をすることになります。
忘れないでください。 ボードゲームは楽しむものです。 家族や友人、見知らぬ人たちと、一時の楽しい体験を共有するために遊ぶのです。
ルールは完璧ではありません。 ボードゲームデザイナーがどれほど時間をかけて推敲したルールブックにも誤りが含まれている可能性があるのです。 あるいは、読む人それぞれが独自の解釈を行えるような曖昧な書き方もあるでしょう。
ゲーム中、これらのような事に気がついても、このルールをどう読み解くべきかに時間をかける必要はありません。 意味がないからです。
私たちはルールブックの曖昧性を排除するために、ボードゲームで遊んでいるわけではありません。 ルールのバグを見つけるためでも、それを修正するためでもないです。 楽しむために遊んでいます。
いつまでもルールの裁定を考えているプレイヤーは混乱を招くだけです。 単純な方法で解決しましょう。
ルールの解釈はどれでも良いのです。1つならば。
それでも裁定が気になるようであれば、ゲームが終わったあとにじっくり考えてください。 次回以降のゲームでその裁定を使えばよいのですから。
「緑のカード引きます」
「はい、取ってあげる」
「今13のマスにいるコマを、11に移動させようかな」
「OK」
「負けたから自分のコマやカードを片付けておくわ」
ボードゲームをしていると、協調性が生まれます。協調性は大切です。なければボードゲームはできません。 ですが、どのようなことも行き過ぎてはいけません。
筆者は山札からカードを引くときは自分で引きたいです。 それが例えすぐに公開しなければならないとしても、最初に自分で見て驚きや喜び、落胆を一人で味わった後に、みんなへ共有したいと思っています。
コマの移動もそうです。 自分でコマを進めることには、上手く説明できない喜びがあります。 おそらく、ボードゲームで遊んでいるという実感が湧くからでしょうか。
これら1つ1つの所作はボードゲームを楽しく遊ぶ上で大切です。
進行をスムーズにしたいという気持ちはわかります。スムーズなほうが気持ちいいです。気持ちはありがとう。
でも、ちょっとくらい、ゆっくり遊んでも良いでしょう?
効率ではなく、楽しさが第一なのですから。
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