概要

1度、1回に出された札、あるいは1回のプレーのことをトリックと呼び、そのトリックを獲得していくことで進行する、ゲームジャンルのこと。

トリックは元々だますことという意味を持つ単語である。

trick:たくらみ、策略、1回のプレー、1回に出された札(フェイバリット英和辞典第3版 1719ページ 発行者:河内義勝 発行所:東京書籍株式会社)

主なルール

トリックテイキングとは上記の通り、1回の札取るあるいは取らないようにしながらゲームを進めていく。

勝敗へ起因するのは取ったトリックトリックに含まれているカードの種類等である。

ゲームの流れとしては以下のようなものが一般的である。

  1. 親がカードを出す。
  2. 他のプレイヤーが順々にカードを出す。
  3. すべてのプレイヤーがカードを出し終えた後、どのプレイヤーがそのトリックつまり1回に出された札を取るか判断する。
  4. これを手札が無くなるまで繰り返す。

トリックテイキングで最も有名なトランプゲームハーツだろう。ハーツはハートのカードを取ってしまうと1ポイント、スペードのクイーンを取ってしまうと13ポイント、自分の罰点が増えるゲームである。 ハーツは4人のプレイヤーのうち100点を超えるプレイヤーが出た時点でゲームが終了し、最も点数の低いプレイヤーが勝利者となる。

したがって、いかにトリックを取らないかが重要なゲームである。

ハーツとは逆にトリックをより多く取った方がよいルールもある。またオーヘルのように特定の数だけトリックを取ることを目的としたルールを持つゲームもある。

トリックテイキングゲーム

ハーツ

トリックテイキングゲームの王様(だと勝手に私は思っている)。

また4人で出来るトランプゲームで最も面白いゲームの1つ。

オーヘル

宣言した数だけトリックを取らなければならない。まただんだんと手札の枚数が増えていくので、自分が取るトリック数が予測しにくくなっていくのも面白い。

ザ・クルー

協力型トリックテイキングゲーム

Cat in the box

シュレディンガーの猫を題材とした、ちょっと不思議なトリックテイキングゲーム。

Fox in the Forest Duet

2人専用のトリックテイキングゲーム。珍しい。

オッドソックス

赤い靴下と青い靴下を取っていく体験を楽しむボードゲーム。