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## 概要
(ボードゲームにおいて)**協力型**とは、**[プレイヤー](/wiki/word_of_board_game/player/)全員**の**利益**になるように**それぞれの[プレイヤー](/wiki/word_of_board_game/player/)**が行動しなければならないボードゲームが持つ、種類のこと。
対照的な言葉として**[非協力型](/wiki/system/no_cooperation)**がある。
ほとんどのゲームは**[非協力型](/wiki/system/no_cooperation)**であるため、**協力型**のボードゲームに対して明示的に**協力型**とつけて呼ぶことが多い。
## 広義の意味での協力型
**協力型**と言いつつも、最終的にそれぞれの[プレイヤー](/wiki/word_of_board_game/player/)へ順位が付く場合もある。
**お互いの行動**が**お互いの利益**にはなるが、それぞれの[プレイヤー](/wiki/word_of_board_game/player/)が**利益**を受けるためには、**何らかの条件が必要**なゲームがこれに当てはまる。
例えば**[PICTURES](/wiki/boodgame/pictures)**というボードゲームがそうだ。これはお題に沿って積木や紐などを使用し、アートを創るゲームである。それぞれの[プレイヤー](/wiki/word_of_board_game/player/)はお互いが作ったアートを見て、お題を当てる。
このとき、お題を当てた[プレイヤー](/wiki/word_of_board_game/player/)も当てられた[プレイヤー](/wiki/word_of_board_game/player/)も**ポイント(利益)**を受け取る。したがって、アートを創る[プレイヤー](/wiki/word_of_board_game/player/)は他の[プレイヤー](/wiki/word_of_board_game/player/)が当てやすいようにアートを創るという**行動**をしなければならない。また、お題を当てる[プレイヤー](/wiki/word_of_board_game/player/)も、ポイントを得るためにはそのお題を当てるという**行動**をしなければならない。
お題に沿ったアートを創るにはそれなりの**感性**や**技術**が必要で、これはお題を当てる側にも言える。これが上で述べた**条件**だ。
理想はお互いがお互いの作った作品が持つお題を当てられることである。もちろん、**感性**や**技術**がずれていたり、足りなければ当てることが出来ない。
ほかには、[もっとホイップを!](/wiki/boodgame/morewhip)なども当てはまる。
## 狭義の意味での協力型
**協力型**であり、[プレイヤー](/wiki/word_of_board_game/player/)全員で1つの結果を受け取る。
**お互いの行動**が**お互いの利益**になるが、[プレイヤー](/wiki/word_of_board_game/player/)それぞれに順位が付くわけではないゲームがこれに当てはまる。
例としては**[ジャストワン](/wiki/boodgame/justone)**がそうだろう。これは回答者と出題者に分かれて行う協力型ゲームだ。出題者はお題に関するヒントを単語で書いて回答者へ見せる。回答者はそのヒントを見てお題を当てる。出題者は回答者が分かるようなヒントを出すという**行動**をしなければならない。また、回答者は出題者のヒントが悪くてもお題を当てるという**行動**をしなければならない。
最終的に得られる結果は[プレイヤー](/wiki/word_of_board_game/player/)全体でいくつお題を当てることが出来たのか、というものだ。[プレイヤー](/wiki/word_of_board_game/player/)それぞれに順位が付くわけではない。
## 主なゲーム
* [月面探検](/wiki/boodgame/moon-adventure)
* [ジャストワン](/wiki/boodgame/justone)
* パレオ ~人類の黎明~