概要

自分自分以外のプレイヤーの間でボードゲームのプレイ中に発生する、特定の状態がぶつかり合うことやぶつからないようにプレイングを模索することを楽しむゲーム。

口語的にはバッティングゲームなどと言ったりする。

特徴

競合それ自体が主なテーマとして扱われることはほとんどない。別の大きなテーマがあった上で、その中にあるルールの1つとして使われることが多い。

競合は、競合したくない場合競合したい場合があり、どちらも相手がどれだけの思考を重ねるかを考えることになる。

具体的な例

  1. 5人のプレイヤーにA、B、C、D、Eの5枚のカードをそれぞれ配る。
  2. 各プレイヤーは5枚のカードの中からどれか好きなカードを1枚選ぶ。
  3. 各プレイヤーは選んだカードを一斉に出す。
  4. 出されたカードのうち、アルファベット順でAに近いカードのほうが強く、最も強いカードを出したプレイヤーが勝利者となる。ただし他のプレイヤーと同じカードを出したプレイヤーは全員敗北になる。

以上のようなルールでゲームを行った場合、単純に最も強いAというカードを出せばよいわけではなくなる。

Aは最も強いから次のBを出したほうがいいのではないか、いや、Bもまだ危ないからCにしようか、と延々思考を巡らせることになる。

ここで面白いのはカードの強さではなく相手と競合しないことが勝敗の大きな要因になるということである。

主なゲーム