## 概要

[13階サークル](/wiki/thirteenfloor)の中では、[ボードゲーム](/wiki/boodgame/what_boodgame)を**とにかく楽しく**遊ぶことが大切です。  
ここでは楽しく遊ぶために避けるべき、楽しくない[ボードゲーム](/wiki/boodgame/what_boodgame)をする方法を列挙します。

_つまりはアンチパターンです。_

[TOC]

## 他プレイヤーの戦略に対して口出しをする

[ルール](/wiki/rule)に従っており、そのプレイヤー自身が考えて出した戦略に対しては、他のプレイヤーが口出しするべきではありません。  
[ボードゲーム](/wiki/boodgame/what_boodgame)に慣れ親しんだ人やその[ボードゲーム](/wiki/boodgame/what_boodgame)が好きで熱心に研究している人ほど、他プレイヤーの戦略に対して口を出してしまいます。  
好意で行っている助言も、助言された側から見れば**余計なお世話**です。

_[ルール](/wiki/rule)上、明らかに間違っている行動へ助言することは大切です。
[ルール](/wiki/rule)を守れなければゲームになりません。_

助言されることを**余計なお世話**だと感じる理由は、他プレイヤーに自分の戦略を**管理されている**と感じるからです。  

人は主体性を持って行動するときに楽しさを感じます。  
他人に管理されて遊ぶ[ボードゲーム](/wiki/boodgame/what_boodgame)に、楽しさを感じられるはずがありません。

## 負けたときに不機嫌になる

[ボードゲーム](/wiki/boodgame/what_boodgame)で勝てばうれしいですし、負ければつまらないです。
**当然です。**

ただ、負けたときに自分が感じるつまらなさを表出させるのはよくないです。  
第一に、つまらなさを出し続ければ、どんなに面白い[ボードゲーム](/wiki/boodgame/what_boodgame)でもつまらなくなります。  
第二に、そんな人とは遊ばなくなります。

もし、**自分が気持ちよくプレイして楽しく勝つためだけに、他のプレイヤーを利用しているのだとしたら最悪**です。  
今すぐにでも止めましょう。  
_楽しくボートゲームを続けたいのであれば。_

## 自分が不利になるプレイをされると真面目な文句を言う

誰だって、自分が不利になるようなプレイを他プレイヤーにされるのは嫌でしょう。  
_例えば、[宝石の煌き](/wiki/boodgame/houseki)で苦労して集めたチップで取れる発展カードを、ただ取らせないという目的のために予約されたときなど。_

ただし、他プレイヤーの行動に対して、**真面目な文句**を言うことは**恥ずかしく愚かな**行為です。
そのプレイヤーが一度**真面目な文句**を言えば、他のプレイヤーは委縮します。
端的に言って、**ものすごくやりにくい**です。
意図した邪魔が出来なくなるのは当然のことですが、そのプレイヤーと[競合](/wiki/system/conflict)することもできず、うっかり目標が被っていたらこちらが変えなくてはなりません。

**[ボードゲーム](/wiki/boodgame/what_boodgame)**において、他人と自分の目標が被らないゲームはほとんどありません。  
相手に**邪魔されない**ゲームもなければ、相手を**邪魔しない**ゲームも少ないです。

どういうわけか、**障害を楽しむこと**が[ボードゲーム](/wiki/boodgame/what_boodgame)をする**目的の一つ**であるということを、そのプレイヤーは忘却しているらしいのです。

_ここであえて**真面目な文句**と言っているのは、**冗談で言う文句**もあるからです。それは大歓迎!_

## 集中していない

[ボードゲーム](/wiki/boodgame/what_boodgame)をプレイしながら他のことをしているのだとしたら、それは他のプレイヤーに対して大変失礼です。  
自分の手番以外はスマートフォンを操作したり本を読んだりする行為は、筆者の主観ですが不愉快です。

[ボードゲーム](/wiki/boodgame/what_boodgame)をやるために集まり、[ボードゲーム](/wiki/boodgame/what_boodgame)をする時間なのですから、ちょっとくらいボードゲームへ集中力を向けても損はないと思います。

## 途中であきらめてプレイイングがおざなりになる

仮に、あなたが[ボードゲーム](/wiki/boodgame/what_boodgame)の途中で**他のプレイヤーに対して完全に敗北したこと**を悟ったとしましょう。  
そのとき、プレイイングを**おざなり**にし、「俺(私、僕)やーめた」とか「なんか白けたな」などと言っている場合は、**今すぐやめましょう**。

**やる気のない相手**と行う[ボードゲーム](/wiki/boodgame/what_boodgame)よりも**楽しくない**ものは、**それほど**ありません。  

[ボードゲーム](/wiki/boodgame/what_boodgame)とはそういうものです。
**いつ、どこで、誰とでも**出来るということは事実です。
ですが、それは**いつ、どこで、誰とでも**遊んで**楽しいということではありません**。

自分が勝つときもあれば負けるときもあります。
接戦になる時もあれば、大差がつきゲームの途中で勝敗が浮き彫りになることもあります。

それが**なんだっていうのでしょうか**。  
**「もう1回やろう」**や**「次のボドゲでリベンジだ」**と、そういう思いでプレイしませんか。

## ルールを守らない

[ボードゲーム](/wiki/boodgame/what_boodgame)にはルールがあります。
プレイヤーはルールに従ってプレイします。

ルールはゲーム中において変化しません。
自分の戦況が不利になったからと言って、独自の解釈をしてはいけません。

ルールを守らなければゲームになりません。

## 他のプレイヤーを大切にしない

もし**ルールさえ守っていれば何をしても良い**と思っているのであれば、それは甚だしい勘違いです。
ルールを守るという事はゲームをする上での大前提。
一緒に遊んでくれる**他のプレイヤーを大切**に出来れなければ、楽しい時間を過ごせるはずもありません。

他のプレイヤーが少しくらい間違えても許容する、自分を不利にする状況を作り出したプレイヤーに対して感情的にならない、など基本的な心構えが必要です。

いつ、自分がそうなるか分からないのですから。

_まあ、ボードゲームに限った話ではないのですが_

## 無理をして遊ぶ

人には合う合わないがそれぞれあります。
食事も服装もボードゲームにだってあります。

自分が苦手なボードゲームや嫌いなボードゲームに、**無理して参加し**遊んだらどうなるでしょうか。
初めのうちは何とかやり過ごせても、だんだんと辛くなってきます。
プレイ中に何かと不機嫌になったり、気分が落ち込んだりしてしまうかもしれません。

なぜならば、**無理をして遊んでいる**からです。

5分10分で終わる軽いゲームだったら大丈夫だと油断していませんか?  
あなたが無理をして付き合えば、他の人達は「このボードゲームはみんな楽しめるんだ」と悪気のない勘違いをします。
次に遊ぶときも、その次も、あなたが苦手で嫌いなボードゲームを持ってくるのです。

**あなたが我慢すればよいという話ではありません。**
ボードゲームを遊ぶ目的は、**遊んでいる全員が楽しい時間を共有**するためです。
苦手で嫌だなと思うのがあなた一人であっても、目的は達せられません。

どうか、**無理はしないで**。  
正直に素直に伝えれば、相手も納得してくれます。
もし、無理やり遊ぼうとする相手なら、それまでの関係だったということです。

## 本気で遊ばない

**人それぞれプレイイングスタイル**があることは重々承知しています。  
ですが、手を抜くことはどのような遊び方でも良くない気がします。

もし相手がテレビを見たり電話をかけたりする片手間でボードゲームをしていたらどうでしょうか。
あなたは**本気でボードゲームを楽しもう**と思っているのにも関わらず、相手は片手が空いているから付き合っているだけなのです。

とことん勝利を追求することが**本気で遊ぶことではない**です。  
本気で**楽しもう**とすることが大切です。楽しむことに対して手を抜くべきではないでしょう。

## 楽しむ以外のことを目的にする

ボードゲームは**楽しむもの**です。

つまらなく遊ぶものではありません。
**政治的な道具**でもなければ、**教育効果を過度に期待して行う知育玩具**とも異なります。
人と人との仲を良くするために使われるわけでもないでしょう。

ボードゲームで遊ぶときに、そのボードゲームを**楽しむこと以外**に注意を払ってしまうと、途端に退屈でつまらない体験をすることになります。

忘れないでください。
ボードゲームは楽しむものです。
家族や友人、見知らぬ人たちと、一時の楽しい体験を共有するために遊ぶのです。

## 曖昧なルールに関する裁定に時間をかけ過ぎる

[ルール](/wiki/rule)は**完璧ではありません**。
ボードゲーム[デザイナー](/wiki/designer)がどれほど時間をかけて推敲したルールブックにも誤りが含まれている可能性があるのです。
あるいは、読む人それぞれが独自の解釈を行えるような曖昧な書き方もあるでしょう。

ゲーム中、これらのような事に気がついても、このルールをどう**読み解くべきか**に時間をかける必要はありません。
**意味がない**からです。

私たちはルールブックの曖昧性を排除するために、ボードゲームで遊んでいるわけではありません。
ルールのバグを見つけるためでも、それを修正するためでもないです。
**楽しむため**に遊んでいます。

いつまでもルールの裁定を考えているプレイヤーは混乱を招くだけです。
**単純な方法**で解決しましょう。

* 手番を巻き戻して、もう一度プレイする
* 対立する考え方があるのであれば、じゃんけんで決める
* バグそのものをゲームから取り除いて進める

ルールの解釈はどれでも良いのです。**1つならば**。

それでも裁定が気になるようであれば、ゲームが終わったあとにじっくり考えてください。
次回以降のゲームでその裁定を使えばよいのですから。

## 過度にゲーム全体の進行を手伝う

「緑のカード引きます」  
「はい、取ってあげる」  
「今13のマスにいるコマを、11に移動させようかな」  
「OK」  
「負けたから自分のコマやカードを片付けておくわ」  

ボードゲームをしていると、協調性が生まれます。協調性は大切です。なければボードゲームはできません。
ですが、どのようなことも行き過ぎてはいけません。

筆者は山札からカードを引くときは自分で引きたいです。
それが例えすぐに公開しなければならないとしても、最初に自分で見て驚きや喜び、落胆を一人で味わった後に、みんなへ共有したいと思っています。

コマの移動もそうです。
自分でコマを進めることには、上手く説明できない喜びがあります。
おそらく、ボードゲームで遊んでいるという実感が湧くからでしょうか。

これら1つ1つの**所作**は**ボードゲームを楽しく遊ぶ上で大切**です。

進行をスムーズにしたいという気持ちはわかります。スムーズなほうが気持ちいいです。気持ちはありがとう。

でも、ちょっとくらい、ゆっくり遊んでも良いでしょう?  
効率ではなく、**楽しさ**が第一なのですから。

## 参考

[職場の人間関係を良好に保つには? 働くうえで必要な考え方](https://sakumaga.sakura.ad.jp/entry/tanaka-4?utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_campaign=20210715)

[【完全保存版】仕事が楽しくない最大の理由はこれ。仕事を楽しむ方法も徹底解説](https://shigoto-cafe.com/motivation/)

[子供をゲーム嫌いにする方法](https://twitter.com/harinezumi_vc/status/1214147362794295297)

[ファシリテーションとは](https://www.faj.or.jp/facilitation/)

[Consent – it’s simple as tea(日本語版)](https://www.youtube.com/watch?v=-cxMZM3bWy0)  
紅茶とSEXに関する話。**同意が大切**。ボードゲームも。

[「できないなら、できないという」:ノーといいはじめた従業員たち](https://digiday.jp/agencies/if-i-cant-deliver-ill-say-i-cant-how-employees-are-learning-to-say-no/)

[エンジニアにおける"難しい人"への対処法](https://qiita.com/muumu/items/1da55b3c8760cec6d25c)

[より楽しくボードゲームを遊ぶために(Putting in the effort)](https://note.com/behonest00033/n/n070d6bda9386)

[言い訳なんてする必要あるの?(No excuses!)](https://note.com/behonest00033/n/nc31ff074fea6)

[勝つことが重要ではない時(When winning doesn't matter)](https://note.com/behonest00033/n/nca51e016ccea)